寝ているときに不意に身体がビクッとなることがあると思います。私なんかは電車で座っているときにビクッってなって何度恥ずかしい思いをしたかわかりません。
あれってまどろんでるときに起こるので、実際は起きてるときにビクッてなるのか、寝ているときにビクッてなるのかわからないですけど。
よく感電や落下する感覚と表現される、体がびくっと動くあれですね。私の友人なんかビクッてなって結構重たい本を電車で放り投げたって嘘みたいなことした人がいるくらいです。(ちなみに法律の本ですよ。)←今、弁護士
そこで今回は寝ているときにビクッてなるあれを調べてみました。
あれの名称って何?
あんなのに名前なんてあるのかなぁと半信半疑で調べていたところ確かに名前がありました。医学用語みたいです。さすがにあんなに有名な身体についての行動を学者が見逃すなんでことはありませんでした。
あれの名称は、どうやらジャーキングというらしいです。
どういったときに起こるの?
不随意の筋肉の痙攣で入眠状態に移行するときに発生する。って言われてもよくわからないですが、要するに、眠たくなってきた位に起こるってことです。
この痙攣は自分の意思とは関係なく、筋肉が突如として電流を流されたような収縮を起こすのです。人は深い眠りに入ると身体の力が抜けてしまい、筋肉が弛緩します。
このとき脳は突然の筋肉の弛緩を高いところから落とされたと錯覚することから筋肉を収縮させるといわれています。
高いところから落ちる夢を見たときにジャーキングが起こるのはこれが原因だと思われます。ですから、特徴として、瞬間的にしか起こらないのです。
こんなときに起こりやすい。
- 特に疲れているとき
- 寝心地が悪いとき
- 長時間起きているとき
- 眠いのを我慢しているとき
- 寝足りないうちに起こされた直後
- 眠りの浅いレム睡眠期に高いところから落ちる夢
そんなジャーキングですがなんとの原因は不明なんです。
なにか病気のサインなの?
ジャーキングは睡眠中に筋肉が突然収縮することをいいます。
この筋肉が突然収縮することを大きい意味で『ミオクローヌス』といって、日常的な行動をしているときにこの筋肉の収縮が起こる場合にはミオクローヌス発作といって『てんかん発作』の可能性があります。
その他にも肝不全や腎不全、ある種の薬の服用後、アルツハイマーやクロイツフェルト-ヤコブ病、頭部外傷などに伴って起こることがあります。
可能性が疑われる病気
- てんかん
- 発作肝不全
- 腎不全
- アルツハイマー
- クロイツフェルト-ヤコブ病
- 頭部外傷
- 周期性四肢運動障害
※クロイツフェルト-ヤコブ病
異常プリオンが脳内に侵入し、脳組織に海綿状の空腔をつくって脳機能障害を引き起こすもので、進行が早く、ほとんどが1 – 2年で死に至る。一般的には初老期に発病し、発病初期から歩行障害や軽い認知症、視力障害などが現れる。なお、ヤコブ病は患者に接触しただけで感染することはない。
引用:ウィキペディア
最後に
でも、眠たいときや睡眠時にジャーキングが起こるだけの人は安心してください。健康な人ならジャーキングは日常的に経験していて当たり前のものなんです。しかも、一日に2・3回は起こっているので、その範囲内の場合は安心です。でも、その回数が多い人は既に説明した病気の可能性がありますのでお近くの病院に行かれることをオススメします。特に周期性四肢運動障害がよくいわれるものらしいです。結局、普通の人がジャーキングを起こしても何の病気の可能性もないので安心してくださいね。
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