運転免許の点数制度。事故れば即免許取消し!!初心者なんていいわけだ。

雑学

-shared-img-thumb-SEP_324615200159_TP_V運転免許を取得した方は、交通違反の点数が累積することで免停免許取消になるのは知っているでしょう。でも何が具体的にそれにあたるのかは知らないのでは?初心者の人も事故一つで即免許停止になるかも知れません。そんな交通違反制度について簡単に説明します。

運転免許点数制度

050621運転免許の点数制度は加点方式になっています。しかも、それが3年間累積するようになっています。
この点数は交通違反・交通事故を起こしたときに一定の点数が割り振られており、その累積点数が一定の点数を超えた場合に免許停止や免許取消しという行政処分が科されることになります。

運転免許取得したての初心者の点数

運手免許を取得したての初心者の場合『初心運転者講習制度』というものがありますがそれは運転免許点数制度とは別の制度ですので、同じものと思わないで下さい。⇒⇒免除されるは嘘!運転免許初心者期間の講習と違反点数!で解説しています。

運転免許免停になる点数

交通違反や交通事故などと起こして累積で6点になれば、初心者でも、誰でも即免許停止になります。
もっと、詳細に説明すると。

1. 初めて処分された:累積6点で免許停止(違反1回目が6点なら2回目が1点以上の人)
2. 1回処分された:累積4点で免許停止(違反1回目が4点なら2回目が1点以上の人)

3. 2回以上処分された:累積2点で免許停止(違反1回目が2点なら2回目が1点以上の人)

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これは、『初めて処分された』とは交通違反・交通事故の累積点数が免許停止の6点になってしまった場合のこと(行政処分)をいいます。

 

もっとも、交通違反・交通事故のはじめてが(ココ紛らわしいです。)6点の違反だった場合には即免許停止にはならず、そこから運転することも可能です。ですが、2回目の交通違反・交通事故で1点以上であれば、そこから、免許停止になります。

 

けれども、1回目の交通違反・交通事故が7点以上であれば、いわゆる一発免許停止になります。
1回以上あるときも上と同じように考えます。

注意:問題です。1回の違反で2点の違反が2つ3点の違反が2つの場合累積何点?

どうですか?この場合には2点の違反が2つで4点、3点が2つで6点で1回の違反は10点だと思いませんでしたか?

実は、1回の違反の場合には複数の違反の中で一番重たい部分だけが累積されることになります。

ですから、この問題の場合には、一番重たいのは3点なので、累積点数は3点が正解になります。これは、警察官の方でも間違える方がいるようなので、あなたの違反が実は免許停止には満たない可能性があります。その場合にはいつまでたっても、行政処分が起こりませんので注意してくださいね。

 

下の表を見るとよくわかると思います。

運転免許取消しになる点数

こちらは、行政処分歴がない方であれば15点で取消しになります。

1回処分歴がある方なら、10点

2回処分歴がある方なら、5点

3回以上処分歴がある方なら4点で免許が取り消されます。

運転免許の違反点数が0に戻るのは?

運転免許の違反点数が0に戻るのは、最後に交通違反・交通事故を起こしたときから、1年間無事故・無違反であれば違反点数が0に戻ります。

ただし、注意してほしいのは行政処分を受けている場合は、行政処分の満期を過ぎてから(免許停止処分の期間が過ぎてから)1年間無事故・無違反で処分回数0に戻ります。

 

免停・免許取消早見表

点数→ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
処分歴↓
0回 なし 30日 60日 90日
1回 なし 60

90

120

取消
2回 なし 90
120
150
取消
3回 なし 120
150
取消
4回
以上
なし 150
180
取消

 

 

飲酒運転は違反点数は35点

酒酔い運転・麻薬等運転は運転するだけで、35点です。酒酔いは麻薬と同じくらい厳罰になってしまいました。福岡の事故以来一気に厳しくなりましたね。他にも酒気帯び運転(0.15mg以上0.25mg未満)場合にも13点酒気帯び運転(0.25mg以上)場合には25点と酒関係は一発で免許取消しになります。

無免許運転は免許ないんで関係ないですけど、なぜか19点です。どういうことでしょうか?

ちなみに無車検・無保険の場合には6点で免許停止(初違反の1回目を除く)なのは知らない人もいるんではないでしょうか?ちゃんとしっかり見当して入りましょうね。ちょうど超基礎知識だけ紹介しています。

⇒⇒自動車・バイクの任意保険。保険会社の口車に乗らないために最低限必要なこと!!

⇒⇒自賠責保険と任意保険の違い。詳細解説小学生でもわかる。

そのほか6点30km以上~50km未満(一般道)40km以上~50km未満(高速道)なんかがあるので気をつけてください。

速度50km以上12点でかなり高いです。それに過労運転等は25点で疲れた人が運転すると、しばらく休憩をくれるようです><

豆知識

交通取締は行政法原理のもとで運用されています。そこには法律による行政の原理というものがあり、国民の権利に干渉するときには平等に扱いましょうっていう(平等原則)考えがあります。「みんなで渡れば怖くない」というように、何台も車が速度違反していると、警察は1台だけを取締ると他の違反車との間で不平等があるのでなかなか捕まえにくいです。

 

 

 

もっとも、車載カメラで番号を控え速度超過の証拠を掴んで、全部捕まえられるということもあるので、100パーセント捕まらないとはいえないのが本音です。そもそも、速度違反してるので、裁判所が平等原則を重んじるのか不明です。弁護士志望の管理者の理解では、平等原則を重要視しないと、行政の恣意的活動に抑制が効かないので、裁判所は重要視すると思いますが、大体憲法14条ですからね。

 

交通事故の場合は

交通事故は被害状況によって通常の交通違反の点数に加算がされます。それは、物損と人に傷害を与えた場合になります。

全治3ヶ月未満でかつ30日以上の場合には重過失で9点軽過失で6点もの加点がされ、死亡事故の場合重過失で20点軽過失で13点も加算されます。

交通事故を起こした場合には簡単に交通違反15点以上の累積点数が付くので、初心者とか関係なく事故れば即免許取消しとなり、いいわけなんかいっさいできません。気をつけて運転しましょう。


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