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【実話】怖い話・怪談(短い)『クラスの半分』

2017/08/30

【実話】怖い話・怪談(短い)『クラスの半分』

投稿者:環

これは嘘のような本当の話です。

 

私が小学校4年生のころ夏休みが終わって学校に通いだしました。担任の先生が「田舎に帰って俺は山に登ってきたけど、みんなは何してた?」みたいなことを言って、クラスみんなでどこに行ったとかをワイワイ話あったあと授業を受けました。

 

体育の授業中にクラスの女の子が鉄棒から落ちて足の骨を折ってしまいました。小学生にとってそれは一大イベントのようなものだったので、クラスだけでなく学年全体でそのことが話題になりました。

 

次の日学校に行くとクラスの男子が腕にギブスを嵌めて来ました。どうやら放課後遊んでいた時に怪我をしたそうです。

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クラスに二人も骨を折った人がいて珍しいねなんて面白がっていたのですが、次の日は三人が骨折をし、その次の日には私も折れてはいないですが腕にひびが入りました。

 

気がつけば、クラスの半分当時はベビーブームで50人以上いたのでかなりの人数の骨が折れているかひびが入っているという異様な状況になりしかも他のクラスには影響していない状況は変なので、PTAで話されることになりました。

 

しかし、当時は何でも先生のせいにするというわけでもなく、放課後に怪我をしている人が多いということで何かの祟りじゃないかという話になったそうです。

 

先生も心当たりがないと言っていたのですが、急に「あっ!!」と言ったかと思うと、「3日ほど休みをいただきます。たぶんこれで大丈夫です」と言ってその場は解散となったそうです。

 

先生が休みに入ったその日も一人骨折をしましたが、三日目には誰もけがをすることもありませんでした。

 

四日目に先生は「もう大丈夫」と言って真相を話してくれなかったので、私たちの中では先生は休みをとってお祓いに行っていたんだということになっていました。

 

私が成人して、同窓会が開かれました。

 

私がちと先生が話していると先生が不意にこんなことを言いました。

 

「あの時はすまなかったな」

 

まるで、自分のせいであのクラス半数が骨折したかのような言いぶりでした。

 

私たちはみんなで追及するとこんなことを言っていました。

 

「田舎に帰って山登りをしたんだがその時遺体を発見したんだ。腕とか足が変な方向に曲がっていたんで後で報告しようと思ってたんだが、帰りの電車の時間でそれに送れると次の日まで電車がなかったから報告せずに帰ってきたんだ。でも、見やすい場所だったから誰かが報告してるだろうと思ってたんだが、問い合わせるとそんな報告はなかったということで休みの間に案内して遺体を保護したら、みんな骨を折らなくなったんだ」

 

それを聞いた私たちはいくら時効でも腹が立ってしまいなかなか笑い話にできませんでした。

 

自分を見つけてもらうために大勢の子供の骨を折る、その人もきっと必死だったんだと思います。

⇒次の話:【実話】怖い話・怪談(短め)『島の宿』

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