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【実話】本当にあった怖い話・怪談(長い)『学校に住み着く者たち』

2017/08/30

 

学校に住み着く者たち

これは私が友人から聞いた話です。ですから、これから話すことはその体験者目線で話を進めていきます。

 

私の住んでいた場所は結構な田舎でした。

 

当時私は学校で生徒会長をしていたのですが、ある日夕方まで学校の二階にある生徒会長室で今度行う文化祭について会議をしていました。

 

私たちが会議を終わらせるまで、下の階からコーンカン、コンカン、コンコンと卓球部が卓球の練習をしている音がしていたので‘卓球部はまだ練習をしているのか’なんて思っていました。

 

私は帰宅するために一階におり、通り道である卓球部が練習をしていた昇降口に目をやりました。

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しかし、すでに誰もおらず、卓球台も隅の方に片付けてありました。

 

私が生徒会室を出てわずかの間に片付けまでできるとは思えません。

 

その日は不思議に思いつつ家路につきました。

 

私の学校には合宿所がありました。

 

しかも、部活動だけでなく文化祭の準備のために各クラス単位で泊まることもできるようになっていました。

 

私たちは文化祭の準備のために合宿所を利用することになりました。

 

しかし、文化祭の準備がそう遅くまでかかるわけもなく、本当の目的はみんなで肝試しをすることでした。

 

先生に合宿の許可をもらいに行くときになかなか許可を貰えなかったのが少し気にはなりましたが、男子たちは女の子と暗闇で二人きりになれると興奮していたのでそのことが先生的には不安に感じたのかと思うことにしました。

 

私はというとそういう状況も捨てがたいですが、どちらかというと友人が恐怖で驚いているのが見たかったので、肝試しの脅かす側のメンバーになりました。

 

当日になり、あたりも暗くなりだしたあたりで、脅かすメンバーはあらかじめ決めていた場所に配置につきました。

 

私は、体育館の軒下で身を隠して、肝試しが始まるのを今か今かとまっていました。

 

すると、体育館の明かりがつき誰かがタッタタッタと体育館の中を走り回っている音が聞こえてきました。

 

‘肝試し始めんだから遊ぶなよ‘と思っていると、電気が消えました。

 

するとまたすぐに電気がついたので、私は注意するために体育館の中に入っていきました。

 

私が中に入ると電気が消え、またすぐに電気がつきました。

 

私は腹が立ちつつ明かりの調整室に向かうと、そこには外鍵が掛けられており体育館の中には誰もいませんでした。

 

私が困っていると、他の脅かしメンバーが後ろから来たので後の処理を任せて私は軒下に身を隠していると電気が消えました。

 

しばらくして、突然校舎の方から叫び声が聞こえてきました。

 

‘おお始まったか?’

 

と思ったのですが、その声はルート的に私のところを通過してから行く場所だったので‘落ちたか?‘と思っていると、非常階段の方から非常階段の二階でスタンバイしていた友人が青い顔をして私のところに駆け寄ってきました。

 

「どうしたんだ?」

 

「はぁはぁ、ヤバいってまじで」

 

「ん?」

 

「これまじだからな。俺が隠れていると後ろからといっても上の方からなんかコン、コンって音が聞こえてきたんだ。なんだぁ俺以外に誰かいるのか?と思っていると段々その音が近づいてきたんだ。

 

そしたら三階の方から‘オイオイ’って声が聞こえてきたから振り向いたんだ。

 

そうしたら、ほっかむりを被った格好の男が窓から上半身出して俺を見ていたんだ。

 

そして、俺と目が合うと

 

‘ヒトノイエデナニヤッテンダ’

 

って言ってきたからすぐに階段を下りたんだ。

 

そしたら、上半身が窓の外に出てきて空中に浮かんだと思ったら霧のように消えたんだ。」

 

私はさっきのこともあり、これは何かヤバいと思って先生の元に向かいました。

 

今起こった話を伝えると先生が語りだしました。

 

「最近まで先生たちは順番に当直していたんだ。

 

でも当直をするとほとんどの人が不思議な音を聞いたり、上半身だけで動く身体をみたり農民の格好の幽霊がでて出ていけと言われたりして、当直が廃止になったんだ。

 

だから君たちが見たのはそれかもしれない。

 

今日はみんなそんなに遅くないので帰った方がいい。」

 

たしかに、私たちの学校はできて10年ほどでしたが、元は農地を埋めたてかなりの広さがありました。

 

あの音や農民の幽霊はそれに気づかずにその土地に住み続けているということなのだろう。

 

私はこんな不気味な学校で授業を受けているのが正直怖くなった。

⇒次の話:【実話】怪談・怖い話(短い)『旅館の電話』

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