飲酒で脳が委縮して記憶力が落ちてもも禁酒効果で回復できるらしい!!

雑学

飲酒を続けると脳が委縮してしまう。でも、禁酒することで委縮して落ちた記憶力脳を回復させることはできないのだろうか。一体脳のどの機能が委縮よって影響を受けているのだろうか、溶けてしまった脳細胞は復活させて、身体の状態をもとにもどせるのか。百薬の長たる酒が脳にどう影響するのだろうか。今回はそんな脳の萎縮が回復するのかをまとめてみました。

飲酒で脳が委縮

禁酒の効果!メリットは肝臓だけじゃなく脳や肌・髪にもあったでも紹介しましたが、お酒を飲めば飲むほど脳は委縮していきます。アルコールをよく摂取する人は、あまり飲まない同世代の人と比べると明らかに年齢以上に脳が委縮するんです。

 

委縮と言われると想像しづらいですが、脳が溶けると考えてもらえばいいです。当然ながら脳が溶けると機能しなくなるのです。そして、どれくらい委縮するかといえば、千葉大学の研究結果によると同世代と比べて脳は10~20%も萎縮してしまいます。

 

脳の萎縮は普通30歳を超えたあたりで始まりだすと言われています。これは加齢によって誰しもに起こる現象です。しかし、あまりに飲酒の頻度が多い人であれば、30歳になる前に脳が委縮しだし、その速度が加速してしまうんです。さらにいえば、脳の萎縮はその飲酒の期間が長ければ長いほど脳を蝕んでいきます。

 

違法薬物などだけではなく、お酒も飲みすぎると同じような効果があるので、注意が必要ですね。では、一体どれくらいの量を飲むと飲みすぎだと言われるのでしょうか。

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飲みすぎはどれくらい?

それは、意外に少なく、1日に日本酒で2合(360ミリリットル)、ビールだと大瓶1本半だと言われています。もちろん、体格や体質によって多少は誤差があるとは思いますが、このくらいの量なら結構な人が簡単に飲んでしまっているのではないでしょうか。

 

飲酒は脳のどの機能を破壊するのか?

脳内の白質という神経線維が集まる領域があります。そこが溶けることでその領域が操る身体機能や記憶力などの能力のコントロールが不能となってしまいます。そして、主に破壊される部分はどこなのかというと、前頭葉、小脳、海馬と呼ばれる部分です。

 

前頭葉には思考の流れや理性のコントロールする機能があり、空気を読んだり奇怪にな行動をしないように制御しています。小脳は運動やバランス感覚をコントロールする機能があり、お酒を飲んだ時ろれつが回らなくなったり、千鳥足になってしまうのはこの部分が害されているからです。

 

また、海馬は記憶力をコントロールしています。お酒を飲んだ次の日になぜかベットに寝ていて、どうやって帰ってきたかわからないというのは、この海馬の機能が低下しているからなんです。

前頭葉:思考の流れや理性のコントロール

小脳:運動やバランス感覚をコントロール

海馬:記憶力をコンロロール

脳が委縮すると?

脳が委縮すると、その委縮した部位の機能が低下することになります。記憶障害やバランス感覚がなくなりまともに歩けなくなる、空気が読めなくなって倫理観がわからなくなり奇行を繰り返すようになってしまいます。また、くも膜下出血、脳梗塞、認知症といった脳疾患になる危険性もあります。

禁酒の効果 脳は回復可能か

はっきり言えば、溶けてしまった脳は回復しません。

 

しかし、アルコール依存症の患者を禁酒させ、毎日脳を調べたところ、禁酒をしてからは脳細胞が一気に増えることが分かりました。

 

しかも、その増加量も1週間後には倍の数になることがわかりました。

 

つまり、失われた部分を補う違う脳細胞が生成され、その機能が回復するということです。記憶力もだんだん戻ってきます。

 

幼い時に言葉を覚えたり、歩けるようになった時には脳は未熟で、何度も繰り返すことにより、脳細胞が増え身体の操作や記憶力などが成長していきます。このように脳が委縮しても、新しい脳細胞が生成されるようなのです。昔は、失われた脳は回復しないと考えられていました。

 

けれども、最近ではその考えが否定されつつあります。(注意:まだ結論がでていない分野です。)結局のところ禁酒をすることによって、脳は回復することができるのです。


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