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【実話】怖い話(短い)『救急病院』

2017/08/10

【実話】怖い話(短い)『救急病院』

その日は、子供の咳が止まらず救急病院に行くことになりました。

 

既に深夜になっており、時刻は午前2時くらいだったと思います。

 

幸い病院までは近かったので救急車を待たず直接病院に連れていくことができました。

 

子供を連れて受付を済ませてすぐに診察室に向かうように言われました。

 

すでに時間も時間なので、病院内は消灯されており不気味な雰囲気が漂よい、その病院も古いのでその空気をより際立たせていました。

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当然ながら診察室までに人などおらず、廊下も薄暗く少しの明かりがあるだけで私は心細くなりました。

 

しばらく歩いていると、待合室が見えてきました。

 

そこには、午前2時にも関わらず、席一杯に診察を待っている人がいました。

 

私はこれまで心細かったので、大勢の人がいることに安堵しました。

 

しかし、待合室に近づくにつれて冷静になってきた私はむしろこの時間にあんなに一杯の人がいるのはおかしいのではないのかと、違和感を感じました。

 

違和感を感じてから立ち止まり待合室の人影を観察しました。

 

すると、その一杯の人たちは既に治療済みなのか、顔が包帯でグルグル巻きのいわゆるミイラみたいな状態の人や、骨折したのか松葉杖を横に掛けて包帯でグルグル巻きの足を投げ出している人、火傷でしょうか、皮膚がただれている人など大勢いました。

 

しかも、その全員の顔面は蒼白でうつむいており、見ているだけで何やら悪寒が生じてしまいました。

 

しかし、そこを通らなければ診察室にいけないのです。

 

私は意を決して子供を抱きしめながら彼らの前を通ることにしました。

 

彼らは私たちには興味がないかのように俯いていて、身動き一つしていなかったったので私は「大丈夫だ」と小さな声を出してしまいました。

 

すると、一斉に彼らの目線が私たちに注目しました。

 

私は、恐怖で頭がパニックになりそうでしたが、そんな反応をしてしまったら、彼らに私が彼らのことが見えていると知らせてしまう、そう考えてポーカーフェースを装ってその場を足早に後にしたのでした。

 

しばらく速足で歩いていましたが、もうこの辺でいいだろうとゆっくり歩いていました。

 

しかし、突然背筋がゾクゾクし、その場で立ち尽くしてしまいました。

 

その時、背中には冷たい物が流れ、私の眼はそれから眼を放すことができなかったのです。

 

なぜなら、私の数センチ前を手術着を着たおじいさんが横切り、そのまま壁の中に消えていったからです。

 

近い近すぎる、私はその時恐怖でそんなことを心の中で反芻していました。

 

ふと、おじいさんが出てきた方を見てみると、手術室と書かれていました。

 

私はその場に座り込みしばらく動くことができませんでした。

 

そのあと巡回の看護師さんに発見され、ついてきてもらい子供を診察室に連れていくことができました。

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