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怖い話(短い)『呪いの人形』

2017/08/02

怖い話(短い)『呪いの人形』

大学生のとき友人が突然、家にある人形が呪われいると相談してきた。

 

話を聞いてみると、この前俺たちでヨーロッパ旅行に行ったときになぜか急に買いたくなってしまった人形だそうだ。

 

俺は、幽霊や呪いなんて信じてなかったから軽い感じで言ったんだ。

 

「俺がしばらく預かって、観察してみるからちょっとその人形を貸してくれ。」

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後日、友人から呪いの人形(笑)を渡されたんだが、揺り椅子に老婆が座っているどこか懐かしいような人形だった。

 

本物の呪いの人形ならば、面白いことが起こるかもしれないと半信半疑であったが、霊感なんてない俺にとっては人形を見ただけではヤバさなんか感じなかった。

 

家に人形を持って帰り、観察しやすいようにテレビの横の本棚の上に置いた。

 

ここなら、テレビを見るついでに経過を見ることができるだろう。

 

俺は楽しみで仕方がなかった。

 

1週間たったけど、何も起こらなっかった。

 

たしかに、人形の顔はリアルにできているので、気味が悪いといえば悪く、呪われていると言われたらそうなんだと納得してしまうかもしれない。

 

でも、それだけだった。

 

「やっぱり、呪いの人形なんてあるわけないか」

 

問題なかったのですっかり友人に返すのが遅れてしまった。

 

その間に2週間たったけど、呪いの人形は最初に本棚の上に置いた場所にあった。

 

別になにか心霊現象が起こるということもなく、やっぱり何もなかった。

 

ふと、このことを思い出しさぞかし怯えてるんだろうから早く楽にしてあげないと、そんなことを考えながら友人に電話を掛けた。

 

「どうだった?」

 

「おまえなぁ、あの人形を預かって半月たつけど何もなかったぞ。」

 

「え?嘘?今人形は?捨てたの?」

 

「おいおい、さすがに俺でも人から借りているもの勝手に捨てるわけないだろ!!初日に本棚の上に飾ってから変わらず突っ立ったまんまだよ。」

 

「っう・・・」

 

それを聞いて友人は言葉を詰まらせ、黙ってしまった。

 

後で問い詰めると、「揺り椅子に座っていたはずだよね?」っと言われ、背筋がぞわっとし、全身に鳥肌が立った。

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