日経平均株価とはTOPIXとの違いは?1700社の平均じゃないよ!!

雑学

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最近ふと思いました。ニュースで日経平均株価が上昇しました。御覧の通り上げ幅が・・・。これって当たり前のようにニュースで言ってるし、日経平均株価やTOPIXが表示されるのって10秒位ですぐ消されちゃう。そんな一瞬で判断できるくらい世間の人は理解できているのだろうか?やばい、俺ちゃんとした意味わかんない。「日本経済の景気がいいのかどうかが何となくわかんるんじゃね~?」くらいにしか考えてなかった。でも、日本経済がほんとの意味で良いかどうかなんか日経平均だけではわかんないってことがわかりました。

日経平均株価とは

私の思いこみ(よくある勘違い)

日経平均、日経平均っていうけどこれっていったいなんなの?私は単純に日本経済の平均を表したもので、日本企業全体の株価を平均したものだと思っていました。結構自信満々にこうだと思っていました。

それを日本経済新聞社がまとめて発表しているのだと・・・。

だって、日本経済の平均株価ですよ。日本全国にある企業の株価全部で判断しないと本当の意味で日本の景気が良くなっているかわからないじゃないですか?

建設業の景気がよくても他の事業はわからないし、大企業の景気がよくても中小企業にまでお金が流通(回る)しているとはいえないじゃないですか?全企業調べないと日本経済について把握できませんよね!!

あなたはどうでした?そんな風に私と同じように勘違いしている方もたくさんたくさんおられると思いますのでわかりやすく説明します。

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わかりやすく簡単に言うと、

日経平均とは日経平均株価指数の略です。日本経済新聞社日本国内の会社を何社か選んでその株価を平均したもののことをいいます。つまり、日本にある企業全体からを日本経済新聞社が一部を選んでその何社かの株価を平均した部分的なものにすぎないのです。

これで、日本経済全体がわかるとは思えませんよね?でも、日本経済の全体がほとんど分かってしまうんですよね@@それをちょっと詳しく説明します。

ちょっと詳しくいうと

日本にある企業を対象に日本経済新聞社が東証一部上場企業約1700社から225社を選出して、その株価を平均したもののことを日経平均といいます。

この225社は日本の経済の中心となる企業が選ばれていて、一定の企業(銘柄)が固定されているわけではなく、日本の経済を牽引していくような優良企業を選んでいるので変動しているんです。

そうなんです、日本経済の中心となる企業なので、大企業だけでなく、中小企業なんかにも影響しているんです。また、この225社は、医薬品・自動車・銀行・通信・電気機器など様々な分野(33業種)から満遍なく選ばれています。代表的な企業はソニー・ソフトバンク・トヨタなど有名企業などがあります。

日経平均株価銘柄一覧

追記:株価について

質問があったので株価とは会社の資本金(会社が持ってる不動産とか保有している金銭)を株式数(株の数)で割ったものだと理解するのがわかりやすいです。

つまり資本金3000万円で発行株式数(世の中に出回っている株のこと)100株なら1株30万円となります。

実際は取引によって需要と供給のバランスが揺れ動くので上の式よりも1株の価値が上がったり下がったりしているのが現実なので一概に株価を決定することはできません。

資本が無い会社でも、製薬会社であれば、治療の難しかった病気の新薬を開発したような場合には容易に業績が上向くのが予想できるため需要が増加し、資本金以上の株価になります。将来を見越した価値などが考慮されるからです。

日経平均が上昇したとは

よくテレビのニュースで日経平均が上昇しました。と5秒くらい表示されてぱっと場面が切り替わるので、ニュースを見ているだけではなんのことかわからないと思います。

でも、上の説明がわかれば、ただ単に225社の株価の平均額が上昇しただけにすぎないのがわかります。これってつまり、日本全体の企業東証一部に上場している約1700社なかのたった225社の平均にすぎないということです。

しかし、先ほども説明したとおり、225社の経済活動は日本経済全体に影響しているのでほとんどの場合日経平均株価によって、日本経済全体の良しあしがわかります。ですから、日経平均が上昇したとは、日本の景気が良くなってきたことと同義です。

そうはいっても、表面的に現れてこないこともあります。結局一部分から全体を判断するので必ずしも全体の内容とは異なることもあるんだということは理解しておく必要があります。全体のをシッカリ把握するならTOPIXも見れば大丈夫ですよ^^

全企業の判断はTOPIX(Tokyo Stock Price Index)

簡単に説明すると

補足としてTOPIXについて簡単に説明させていただきます。日経平均は一部の企業の株価を平均したものであるのに対して、TOPIXは東証株価指数といって、東証一部上場企業の全時価総額の合計を全企業数(銘柄)で割ってだすので、全企業の株価が上がったのかどうかの判断が可能です。

※時価総額というのは「株価×全発行済み株式総数」で表され、企業の値段そのもののこといいます。

参考:日本取引所グループHP http://www.jpx.co.jp/

 最後に

日経平均は全体から部分的に数社切り取って平均を出したものだったんですね、ですから景気の判断を完全にはできない。そこでTOPIXで補足情報を得て、全体の景気動向を知ることができるようになっているみたいです。私もちょっとだけ世間の動きを把握できるようになれてよかったです。(本当にわかってるかあやしいですが・・・)

ここまでお読み頂きありがとうございました。他の記事もお読み頂けると嬉しくて頭にカマキリ乗せちゃいます。


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